笑顔とアイコンタクト

館長の散歩道

新型コロナ感染防止の為にマスクを使用する毎日ですが、気温が高くなるにつれて息苦しさを感じている方も多いようです。またマスクにより相手の表情が見えづらくなり、コミュニケーションが上手く取れないという声も多く聞こえてきます。顔の表情が、人に与える印象や人間関係に大きく作用することを、コミュニケーション学や心理学の学者が報告しています。特に家族や保育士・先生たちの笑顔は、子どもの承認欲求や自己肯定感を満たしてくれる無くてはならない大切な身体表現です。しかし口元がマスクで覆われている現状では、笑顔は相手に見えませんね。そこで、これまで以上に目の表情が重要になってきます。出会った瞬間にアイブローフラッシュがおき、瞳が輝き、柔らかい眼差しが相手に向けられる。この美しい目の表情は、マスクの下の笑顔があってこそ、初めて生み出されるのです。相手と目が合って嬉しいと感じるのは、哺乳類では人間だけだという説があります。人と人を分断させずに、笑顔とアイコンタクトでつながっていきましょう。