館長の散歩道

サザンクス筑後・館長兼総合芸術監督 齋藤豊治が日々思うこと、伝えたいことを綴るページです。ご覧の皆さまに何かキラリと光るもの、新しい発見をお届けできますように。


2019年01月03日

ピルエット(旋回)

あけましておめでとうございます。 昨年は、沢山の皆さまにご来場いただきまして、誠にありがとうございました。さて新しい年2019年のスタートにあたりまして、著名なインド舞踊家のシャクティさんの言葉をご紹介します。洋舞とイン…

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2018年12月06日

魔法の序曲

ミュージカルの楽しみの一つに序曲があります。お客様が期待に胸をふくらませる中、 客電が落ちて、オーケストラピットの演奏者がチューニングを始めます。一瞬の静寂の 後、ピンスポットに照らされて指揮者の登場です。さあ、魔法の序曲が始まります。日 常から非日常に観客をいざなう至福のひと時。そしていよいよ、曲終わりに緞帳が上が ります!  さて、序曲と言えば、僕は最高峰のミュージカル映画「ウエストサイドストーリー」 の序曲に魅かれます。マンハッタンを上空から撮影した映像が映し出され、聴こえてく るのは、あのソ~ド~ファ#の口笛の旋律。ドの音はジェット団(トニーのいるポーラ ンド系の白人グループ)を、ファ#の音はシャーク団(マリアのいるプエルトリコ系の 移民グループ)を表しているそうです。作曲のバーンスタインは、お互いが相容れない 関係をドとファ#の不協和音で表現しているんですね。さすが天才バーンスタイン! ミュージカルの楽しみに際限はありません。

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2018年11月03日

声は人なり

声は人格を現すと言います。その人の内面や生き方が声になって現れてくるんですね。たとえば消極的な人は、声が小さくなりなりがちですし、傲慢な人は、大きな声でがなりたてたりしている事が多いようです。また心が乱れてヒステリーにな…

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2018年10月10日

立ち方は生き方

立ち方は生き方です。人の立ち方には、その人の生き方や内面が表れてきます。消極的な人は、顎を引き、伏し目がちになり、肩が前についてクローズの立ち方になります。傲慢な人は、顎が上がり、人を見下す目の角度になり、上半身が反身の…

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2018年09月04日

他者のまなざし

ファッションを哲学で語る京都芸大学長の鷲田清一さんは、こうおっしゃっています。「ファッションとは、他者のまなざしをデコレイトすることです。夏場に托鉢をしているお坊さんが着ている袈裟は見た目には涼しそうに見えますが、実はと…

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2018年08月08日

美を求めて

ファッションを哲学で語る京都芸大学長の鷲田清一さんは、小学生に「ファッションとは何か」をこう教えています。まず教壇の上に、水の入ったペットボトル、花瓶、バケツ、尿瓶(しびん)を置いて、子どもたちにどの水を飲みたいかと聞き…

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2018年07月10日

ようこそサーカス!

小学校1年生の頃だったでしょうか。ある日、神社の境内に遊びにいくと、見慣れた風景の中に忽然とテント小屋が出現していました。サーカスがやって来たのです!恐る恐る中を覗き見ると、そこには見たことのない世界が広がっていました。…

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2018年06月02日

土という字

アイススケートの羽生選手がピョンチャンオリンピックで見せた最終演技に入る直前の仕草をご記憶の方も多いと思います。リンクのセンターに立つと、右手の指さきで土という字を自分の身体に書いたのです。まず左肩に指先で軽く触れ、次に…

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2018年05月05日

肩の力

館長の散歩道にお寄りいただきましてありがとうございます。 演劇を通して心と身体のつながりを勉強していると、時折あっと驚く気づきがあります。 2年ほど前でしょうか、テレビでイチロー選手のインタビュー番組を見て思わず唸ってし…

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2018年03月26日

Play is Play

イギリスの舞台演出家サイモン・マクバーニーは、子供時代の遊びの経験を生き生きと語ることのできない人は、俳優になれないと言っています。幼少期の遊びの経験が感受性を育み、大人になった時にクリエイティブな活動を生み出すのでしょ…

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