最終更新日:2020年12月01日

ミラーリング

館長・総合芸術監督/齋藤豊治(さいとうとよじ)

あの人とはどうも合わない。苦手だ。一緒にいると、きつくなる。等々、人間関係についての悩みは尽きませんね。さて、ではどんなことを心がければ良いのでしょう。その鍵は、相手との共通点を増やすことです。そしてその具体的な方法の一つが、ミラーリングと言われている手法です。私たちは心と心が解け合ってくると、同じ動作を無意識にしていることが良くあります。たとえば、恋人たちがテーブルを挟んでおしゃべりをしている時に、一人が手を組むと、もう一人も同じように手を組んだり、お茶を飲むと、もう一人も同じタイミングでお茶を飲んだりしています。野球のダグアウトで監督が腕を組んで戦況を見守っている時、横にいるコーチもやはり同じように腕を組んでいる。暑い日に「暑い暑い」と言いながら、手で顔をあおぐと、もう一人も同じように手で顔をあおいでいる。こんな姿を見たことがありますね。つまり、人間関係が良好な時に現れてくるのが、ミラーリングなのです。ミラーリングとは相手の身になること。相手を居心地よくしてあげること。動きの意識化を、一人一人が心がけていきたいものです。