つま先の向き

館長の散歩道

皆さんは電車の座席で男性が大きく股を広げ、つま先を外側に向けて腰かけている姿を見かけたことがあると思います。これは自分をできるだけ大きく見せようとする身体言語です。自分は強い、負けないというアピールですね。私たちは普段話し方には気を配っていますが、身体言語は無意識に出てしまうことが多いのです。ワンちゃんが電信柱におしっこをする時に、オスは片足をあげてなるべく高いところにマーキングをしますね。ところがメスは足をあげません。これは動物の習性、本能なのでしょう。人間も同じです。トランプ元大統領の身体言語は笑ってしまうほど虚勢にあふれています。一方で最近の女子に多く見られるのが、つま先が内側に向いている立ち姿です。これは人や物を受け止められないクローズの身体と言って良いでしょう。つま先の向き一つで印象が変わり、関係が変わり、自分も変わって来ます。日常の身体言語の意識化とマンウォッチングが大切ですね。